〝つなげよう〟教えを次世代へ

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『神の心は変わらぬものを かわり易いは人ごころ』

一般社会を眺めれば、仲良い筈の男女が離れますとか、殺し合うとか、喧嘩をしているとかいう話を聞くことが、非常に多いのには頭をかしげざるを得ないのです。勿論、仲睦まじい夫婦の方が多いのは確かでしょう。然し仲良いことは普通のことですので、世間の話題にはなりません。話の種になることは、喧嘩したとか、不義を働いたとか、別れたとかいう、普通でないことに耳を傾け、目を向けるのが世間一般の姿でございます。国と国との争いも、大昔から現在に至るまで、更に世界に平和はいつになるやら分からないのが現在の姿でございます。これらの醜い面を見てみますと、結局は自分の思う様にならない、自己満足出来ないという結果が争いになるのだと思います。自分の思う様にならないために、恨みとなったり、腹立ちとなったり、果てはこの世に神も仏もあるものかという気持ちになるのではないでしょうか。

先月号に本年の目標として『腹を立てずにニコニコと、明るい心で暮らしましょう。』と申しました。自分の思う様にならないから腹も立つのです。明るい心。朗らかな心であれば、笑顔もわきででくるでしょう。『笑う門には福が来る。』という諺は、昔からある言葉ですが、言葉として知るばかりでは意味がありません。これを生かしてこそ言葉の尊さがあり、言葉も生きた言葉として、本当の意味で幸福がやってくるのです。

合 掌

初代管長 泉 波 秀 雄