〝つなげよう〟教えを次世代へ

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『ふいて除けましょう心の埃 それがさびつきゃ身の破滅』

「因果応報」「まいた種はみな生える」とよく申しますが、それらの事柄について考えてみましょう。私達は幸福を願い、無事息災を願い、家庭円満を祈願し、出来るならば一生涯元気で働かせて頂きたいと念じているのであります。その事については信仰している者は勿論、信仰のない者も願っていることです。願い通り思い通りにいったら良いはずなのにこの願い、希望は中々実現しそうもないのです。

それは何に起因するのでしょうか。それが「因果応報」であります。まいた種は生えた結果によるものなのです。聖書に「言葉は神なり。言葉は神と共にあり。言葉なくしてなにものも出来ない」と言う事を申しており、それは「言葉と心」「言葉と念」等色々に申せましょう。

因果応報ということから考えてみますと、釈尊は我々にこう教えて下さっています。「過去の因を知らんと欲せば、現在の果を見よ。将来の果を知らんと欲せば、現在の姿を見よ」と、即ち現在幸福であることも不幸であることも、悩み苦しむのも原因があるからだ、過去があるから現在の姿となって現れてきたのである。将来どうなるのだろうかと考える場合には、現在の姿を見れば良く分かるということであります。

現在置かれている立場も、過去に種をまいたから起こるのであり、病気という形で現れたり、色々な事情のもつれで苦しまねばならなかったりするのも、「まいた種はみな生える」ということであります。


合 掌

初代管長 泉 波 秀 雄