〝つなげよう〟教えを次世代へ

  1. HOME
  2. 今月のことば

『悩む思いを祈りに変えて すがれ一とすじ神さまに』

人間は幸福になりたいと申しますが、その幸福とは何でしょうか。真の陽気とは何でしょうか。

ある人はこう言うでしょう。「人間が陽気になる位簡単なことはないではないか」なるほど美しい着物を着て、立派な家に住み、美味しい物を食べ酒でも呑んでいたなら、誰でも陽気になれるでしょう。ですがこういう陽気は、一時的なその場限りのものであって、いつまでも続くことははありません。むしろこういう陽気の後には、いわゆる『歓楽尽きて哀愁が深くなる』だけです。

ある偉人の言葉に『この世の中で最高の幸福は、人の幸福を祈ることである』とありますが、神様が望んでおられる陽気もまた決して自分だけが楽しむ、自分勝手な陽気とは違うのです。人の喜ぶ姿を見て、共に楽しむ陽気であり、神様の人類創造の目的としての陽気ぐらしの意味も、またそこにあるのです。すなわち、神様は決して神様自身だけが楽しもうとされたのではなくて、人間が陽気な生活をするのを見て、共に楽しもうとされたのです。したがって我々の暮らしもまた、当然自分だけが楽しむのでなく、人の喜ぶ顔を見て共に楽しむところにあらねばなりません。


合 掌

初代管長 泉 波 秀 雄